憲法第25条の理想実現へ
「公立病院改革セミナー」で印象に残った提言は、ガイドラインは25条違反ではないか、我々は25条の「普通の生活」を保証するため、地域で頑張っている、という芽室病院長の言葉です。
国に先駆けて老人医療の無料化を実施した旧沢内村の深沢村長は、「(無料化が違法だと)裁判されるなら受けて立つ。憲法に照らして、わたしは絶対に負けない。本来国がやるべきことをやっていない。だから沢内がやるんだ。国は必ずあとからついてくる」と高らかに宣言したと伝えられています。ここに憲法25条の理想を実現しようという強い意志を感じます。
今、憲法9条を変える動きが強まっています。現実がもう自衛隊という軍隊が存在しているではないか、国際紛争は武力なしに解決できないところまで来ているではないかと。しかし、憲法は現実を示めしているのではなく、日本がめざすべき理想を指し示しているのではないでしょうか。憲法25条のめざす地域医療、現状追認のガイドラインとはとうてい交わりようがないものであることは、疑いの余地がありません。
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